この時期はホント日本人の観光客が多いです。
皆さんクリスマスマルクト目当てなのでしょう。
以前、旅行会社の方が言っていましたが、
クリスマスマルクトって予約も要らないし、入場料も要らないし
天候も関係なくやってるし、自由行動でいいので、
ツアーとしてはすごくやりやすいツアーなんだそうです。
確かにそうですよね。食べ物も売ってるから各自で食べてもらえるし。
そんなマルクト、日本人の方がよくあたふたされている場面があるので
私なりの攻略法をお教えします。
皆さんが困っていること、それは、グリューワインを買う!という
何とも簡単そうで簡単ではない場面。
まず、夜や寒い日に行くと、グリューワインスタンドは超混雑しています。
列なんて無くて、ぐちゃぐちゃです。われがわれがとみんなが囲います。
これは、言ったもん勝ち!です。遠慮せずぐんぐん攻めて
店員さんに伝えましょう。ポイントは目を合わせるようにすること!
まず気づいてもらうことが重要です。
そして、微妙に空いているスタンドでは別の問題が起きます。
この写真をご覧ください。
中に立っている赤い帽子の店員さん、暇そうですよね。
私は買いたくて待っている状態ですが、
数分立っても状況変わらず、こんな感じです。
この写真に写っている帽子のおじさんとブロンドのお姉さんは
購入を待っているのではなく、そこで飲んでいるのです。
お店のカウンターにグリューワインを置いてそれが彼らのテーブル。
こうなると、全くもって動きません。
これはグリューワインのみならず、街のワインスタンドなどで
しょっちゅうおきている状況です。
このような場合は、すみません!と言って割り込みましょう。
「買ったら立ち去るから!」というオーラを出しておけば、
快くカウンターを譲ってくれます。
もちろんどこかに移動してくれるのではなく、ただ一瞬譲ってくれるだけ。
もう、どうにもこうにもできなくなったら、いっそのこと、
このカウンターを占領してる人たちにお金を渡して
「1つ買ってもらえる?」と聞いて見るのも手かもしれません。
結構気軽に買ってくれて、お釣りも渡してくれますよ。
そして、日本人が一番困っている状況は、
「グリューワインをください!」とお願いして
「ここにはグリューワインは無いよ!」と言われている場面。
そう、グリューワインに見えてグリューワインではないものがあります。
それは「Feuerzangenbowle」というもの。
グリューワインとの違いは・・・正直よくわからないのですが、
火であぶられたお砂糖からポタポタと落ちる糖分で
甘くなっていて、グリューワインよりアルコールが高いです。
同時に飲み比べないと味の違いが一瞬わかりませんが、
フランクフルトのクリスマスマルクトでは、可愛いマグカップに
入っているグリューワインに対して、Feirezangenbowleは
このような陶器の入れ物に入っています。
このFeuerzangenbowleのお店で「グリューワインを頂戴!」というと
「うちにはないよ~」と言われます。
多くの観光客の人がそれは冗談で言われているのかと思ってますけどね。
今年はいつになくマルクトに人が一杯です。すごく混雑しています。
昨年はちょうどドイツにテロの恐れがあったりして、
マルクトも危ないなんて言われたからかここまで混んでいなかったような・・・。
人の集まるところですので貴重品だけはホント、お気をつけください。
ドイツ人でも、かなり気をつけていますよ。
観光客の人は斜めがけバックの人が多いですが、
必ず体の前でガードして、油断しないように!
綺麗だし写真とか撮る時はカメラに夢中になってしまいますし、
くれぐれもご注意くださいね。