Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆ドイツ人が謝った!でも計算の上?

ドイツ人は謝りません。日本人は謝りすぎます(笑)

特に日常生活で自分がお客様側の場合、ひしひしと感じます。

普通ここは謝るよねぇ・・・というシチュエーションでも謝られません。

たとえば、ちょっと話は極端ですが

スーパーで卵を買った際、中の卵が割れていたというケースだと

⇒お店は悪くない、その卵を選んだお客様がが悪い、ちゃんと見てから買うべき

⇒お店に明らかに非があったとしてもレジのお姉さんは悪くないので謝らない

責任の所在が明らかでない限り謝りません、

そのお店のスタッフとしてとか、会社の一員としてとか、基本的には謝りません。

なので時々謝る人がいたらびっくりするのです「うわ!今、謝った!」と。

昔ルフトハンザに乗るときに、荷物を飛行機に載せる作業をする人たちがストで

その日の全ての荷物が搭載できないという状況になりました(ドイツ国内線)。

荷物を載せる会社は委託している会社なのでルフトハンザではありません。

ゲートで飛行機に乗る直前にアナウンスがあり

「今日は全ての荷物を搭載できませんので、皆様到着地で係員に申告してください」。

以上です、申し訳ございません、とかありませんでした。

もちろんルフトハンザのスタッフに駆け寄るお客さんたち!

でも「ストライキをやっているのは私たちではない!」と言いましたからね・・・・。スゴイ!

ということで、そもそも謝罪が無いのがあたりまえと思っているので、ふと予期していない場面でちゃんと謝られるとそれをわざわざ書きたくなるほど「めずらしい」ことなのです。

前置きが長くなりましたが今日はそんなお話です。

海外旅行保険に入っているのですが、年に1回の請求書が届きました。

保険なので申し込みのときはちゃんと男性、女性などもチェックしているはずですが

なぜか初年度から私の請求書の宛名は「Herr」つまり「Mr.」と書かれ男性扱いでした。

契約が女性ではなく、男性になっているようです・・・。

実は、名前の最後に「O」がつくのは、こちらでは基本的に「男性」なので、この保険だけではなく、多くの場合私は「Mr.」になります。

メールを送ってその返事で「Mr. xxxx」と書かれていることが多いです。HANAKOさんみたいな最後に「O」がつく場合です、なので結構同じ経験している人多いかも!

確かに外国の名前ってわかりませんよね、

明らかに性別がわかる場合もありますが、未だにわからない事が多いです。

昨日も仕事でBeateさんという方にメールを送ることになり、男性か女性かわからなくて同僚に聞きました。間違ったら失礼ですしね・・・。

なので慣れっこになっていますが、保険の書類とか大切なものは「おいおいちゃんとしてくれー」って感じですよね、今まで数年間ほったらかしてきたのですが、いざ保険を使うときに問題が出たり、時間がかかってもいやなので、ちゃんと訂正することにしました。

旦那にどうやって訂正すべきか聞いたところ、「FAXじゃないかな?」とのこと。

めんどくさーーー、いちいちそんなことでFAX??

ドイツはなぜか未だに正式な連絡をFAXですることが多いです。時代遅れですよね!

でも、保険とか銀行とかネットとか電話とか、変更や解約など主にFAXです。意味不明!

うちもそのためだけに年に1度だけつなげるFAX機があります。

ってことで、FAXだといちいち文章書いてサインして・・・となります。サインが重要なのかも!

なので旦那に頼んで書いてもらって印刷してもらって・・・と考えただけでも

うちののんびり旦那に任せていたら数ヶ月プランになってしまう。

ならば自分でやってしまえ!と自ら動きました(ちっちゃいですね・・・、私)。

こういうときに言葉の壁ってすごく感じます。

特に文章にするのなんて間違ってたらバカにされそうだし・・・。

ってことで、文章の前にとりあえず電話をしてみることにしました。それで駄目ならFAXかな、と。電話だって昔なら旦那に任せていましたが、こういう保険などの電話は日中だけだし、仕事の合間にお願いねーなんて言っても数週間コース間違いなしなので・・・・。

さて、決心して電話をすると機械の応答で

「Moechten Sie ・・・?」と何がしたいのかを聞いてきます、機械が。

「サービスセンターと話したいですか?それともxxxxですか? ピー。」、

この「ピー」って何?えっ?

一度電話を切る。何を言ってるかわからないのと、ピーの意味がわからない。

もう一度トライしましたがやはり「それともxxxですか?」が聞き取れない。

3度目、トライしました(笑)。何回電話するねん!

「ピー」という音の後に多分これは答えたらいいんだな、と思って

意味不明でしたが、「Ja(Yes)」と言ったところ「Wie bitte??」と聞き返され「もう一度言ってください」とのこと。機械に向かってひと言「Ja」って言ってる自分ってなんか情けない・・・。

でもやっぱり聞き取ってもらえない、そしたら3度目に

「サービスセンターと話したい方は“サービスセンター”もしくは数字の1を押してください」

とのこと。っていうか最初から数字押させろーーー!!

正しい答えは「Ja」ではなく「サービスセンター」と言うべきだったようです。知るかー!

ちなみに私が聞き取れなかったのは後から旦那に聞いたところ

「Schaden melden」とのことで、保険会社なので保険の請求だったようです。

ということで無事、オペレーターにつながりまして、私は「Herr」ではなく「Frau」なんだけど・・・その変更ってこの電話でやってくれるのかしら??と聞いたら

「Es tuuuuut mir leid!!」と突然めっちゃ謝られました。

いやいや、そんな謝らなくてもいいんですけど・・・。

とりあえず変更のお願いと、今回届いた請求書で支払って大丈夫?と聞きたかっただけ。

その場で変更してくれるというので、それをお願いして切ろうとしたら

「今回は申し訳ない、本当にすまない」みたいな感じで何度も謝られました。

ここでこんなに謝るか!?と思いましたけど、旦那いわくここで謝って非を認めても何の損にもならないから謝ったんじゃない?とのこと。計算の上ですか!! 

まあ私は気持ちよく電話を終えることが出来ましたし(機械には苦労したけど・・・)

結局FAXじゃなくても出来たので結果オーライ。

自分でやればできるじゃん!と自分に自信もつきました(笑)

こんなことが書きたくなるなんて、日本の生活からしたら考えられないでしょうけど

ドイツの生活ではネタになるのです(笑)

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