Living in Germany

◆ドイツで暮らす◆

 

 

 

 

☆よそはよそ。子育てって色々だなあ。

先日の出来事。いつものお友達のドイツ&ブラジル夫妻のお話です。

 

友だち(ドイツ人旦那さん)のお母さんがベジタリアンなんです。ベジタリアンというわかりやすい感じだけではなく、防腐剤が入っているものはダメとか、小麦粉は白いのはダメ、とか、買い物はBIOショップで、とかとにかくかなりこだわっている方。奥さんは「ホント色々うるさい!」とよく陰でブツブツ言ってます。

 

友だちの家に行ったらちょうどそのお母さんが来ていて、そこに奥さん側の親戚の人もいました。

 

そこで、「食」の話になりました。

 

ベジタリアンのお母さん曰く、ステーキを食べるぐらいなら、そのステーキのもとになっている牛が食べている草を食べなさい、っていう感じで、「なぜお肉を食べる?お肉を作るのにどれだけの二酸化炭素が必要かわかる?」と熱弁。

 

親戚のお兄さんは「そこまで気にしてられないし、僕は肉を食べる!」と主張。そんな感じで二人で言い合うのです。喧嘩腰というよりは、とにかく「自分が正しい」と主張するお母さんに対して言い返しているという感じでした。

 

 

 

ここに暮らしていると結構「ベジタリアン」という人に会います。そこまで珍しくもありません。その人がどういう背景でベジタリアンなのかはわかりません、ドイツ人だから宗教的な背景という可能性は低いとは思いますが、そこまで根掘り葉掘り聞いたこともないし。

 

別にそういう人を否定するつもりもないし、ベジタリアンだのビーガンだのと聞いても「ああ、そうなのね」って思う程度なんですけど(料理でおもてなしするとなるとちょっと気を遣うけれど、そういう仲の知り合いにはいない)、この2人の言い合いを見ていて感じたのは、自分のポリシーを押し付けてはいけないな、ということ。

 

自分がそうならそれでいいじゃん、相手にまでそれを押し付ける必要はないかな、と。

 

 

 

あと、そこで子供の食事マナーの話にもなったのですが、ちょうどそこにいた彼らの子は2歳半で、まだ手づかみ食べが好きなようで、ケーキに添えられた生クリームを手づかみで食べる・・・ええ、クリームなのでほとんど食べれず遊んでいるような状態になってます。

 

さて、ここで2歳半での手づかみ食べをよしとするのか?という話題。

 

うちの娘は2歳半まで授乳していて食べ物にあまり執着がなく、ガツガツ食べるということがありませんでした。色々食べるようになった頃にはスプーンやフォークも使えるようになっていたので、手づかみ食べをした時期がほとんどなかったのです。食事の時にこぼれたりして大変なことになった!という思い出がほとんどありません。

 

そういう子供しか見ていないうちの旦那は、まだ手づかみ食べをする友達の子のことを「お行儀が悪い」という。うーん、まだ小さいしこれもアリなのかな、と私は思うんだけれど、でも教えたらこぼすかも知れないけれどスプーンなどで食べれるようになる年ごろでもある。でもそこは親の考え方だろうし、他人がとやかく言うことではないし・・・。

 

どうやら旦那さんのお母さんも、いつまでも食べ物で遊んだりぐちゃぐちゃになるのは良くないと思っているようで、お嫁さんと小さな衝突。でもここはブラジル人の奥さんがしっかりと自分の意見を主張し、その場はそれで終了。子供は子供らしく、のびのび好きなことをすればいい、大きくなれば学ぶんだから、小さいうちからガミガミ言いたくないから、というのが彼女の主張。

 

上の子は5歳の女の子なのですが、彼女もまだまだ豪快で食事のマナーが良いとは言い難い。でもそれもガミガミ言いたくないらしい。もうそういう家庭方針ならば何も言えないし、よそはよそ、という感じで見守るしかない。うちの娘は家に戻ってきて「なんであの家では〇〇しても良くて、うちはダメなの?」という素朴な疑問を投げつけてくる。

 

 

 

極めつけは、これ見て―!と奥さんが見せてくれたスマホの動画。

 

絵の具で下の子が悪戯していて、顔も服も絵具だらけで近寄ってきた時の動画でした。そのまま映像は絵具で遊んでいた食卓へ歩いていく様子が写っていて、食卓は絵具でものすごいことになっていました。椅子も絵具だらけ。「派手にやったねー、わははー」って笑っている彼女の声が入っている動画。「こんなことになってたのよー」って動画を見せてくれました。

 

うちの旦那、床と食卓の椅子に人生掛けてますんで、食卓の椅子が汚れたらめーっちゃうるさい。そうやってうるさくなるから高い椅子は買いたくなかったのに!だからこの動画を見てもう血の気が引いてました。

 

「壁は白く塗ればまた元通り、食卓や椅子の絵具だってご覧のとおり全て取れました!」と笑う彼女。もう豪快と言うかなんというか、この潔さは気持ちいい。

 

ここの家に来ると、この家族を見ると子育てって色々だなーとつくづく思います。ここまで大らかに自由に育てられた子たちは将来どうなっていくんだろう、と興味深くすらある。そしてうちの娘がものすごく大人しく見えるのです。