Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆IKEAドイツの舞台裏に潜入!

 

毎年この時期になるとIKEAで開催されるMid Sommerイベント。

 

 

今までは一度も何も参加したことが無かったのですが、今回うちの最寄りのIKEAで開催されるイベントがこれでした。

 

Hinter den Kulissen、その名も「IKEAの舞台裏」という感じです。

 

 

IKEAのバックステージを見せてもらえる無料のツアー。これはめちゃくちゃ面白そう!絶対に行く!と決めて即申し込みました。いつもIKEAで合流してお茶するお友達に声をかけ誘ってみました。もし1人でも行くつもり満々でしたけど。

 

そんな楽しみだったツアーに行ってきました!もうめっちゃくちゃ面白かったです!楽しかったー。

 

2回開催で各40名。そのうち1回はすぐに満席になるほど人気だったようです。

 

平日の午前中の開催に、いったいどんな人が来るのか?と思っていたのですが、まあそれはそれは「老若男女」という言葉がぴったりな感じで、様々な人たち。

 

ベビーカーに乗った赤ちゃん連れの家族、ビールっ腹のおじちゃんの1人参加、おばあちゃんとかイチャイチャした若いカップルとか、ほんと多種多様な人たちの集まり。それがまず何よりもびっくり。なんとなく同じような世代の女性が集まるのかなと思っていただけに意外でした。

 

そして最初に「私たちはDuで話すのが普通なんですけど、このツアーもDuで行かせてもらっていいですか?」と事前に確認がありました。お店とかは基本的にSieを使うのですがIKEAは広告でも何でもすべてDu(親しい間柄で使う「あなた」という意味)。一応こういうことも確認するんだ―という感じ。

 

従業員入り口から入って、受付のあたりの説明を受け、ゲストが来た時に待つエリアとか、もう隅から隅までIKEAのものばかり!その後、オフィスにも案内頂き、実際に働いている人たちのいるオフィスへ。すべてがIKEA!もうそれに興奮!これはあれ、あれはこれ、いろいろ知ってるだけに見ていて面白い。

 

スタッフの方もみんな挨拶してくれてフレンドリー。そしてとてもすっきりしていてデジタル化が目立ちます。壁にモニターがついていてシフトの管理?をしていたり。棚の中までは覗けなかったけど、ラベリングもしっかりしてて(またそれが可愛らしい感じでなんともIKEAなんです!)、机も椅子もデスク周りも完全にIKEA!

 

社員食堂にも行きました。お客さんの使うレストランの反対側(厨房は共有)でした。売り場に出て売り場でも各エリアの方が色々説明してくれて、どうやってIKEAのショールームが出来上がるのか、などの説明がありました。あーー、楽しい!

 

スウェーデンから大枠の指示が来て、それをもとに現地で作り上げていくけれど、その国の独自なこととか、実際に作り上げた時に色や形でしっくりこないものなどは、それぞれのお店での判断で交換したりできるそう。

 

また各売り場の声をひろって、どういうものが好まれているか、今はどういうものを売りたいか、などの意見を反映させていくそうです。

 

スウェーデンの指示がドイツに来てもそこまで大きな変更はなさそうですが、これって日本に指示が来た場合なんて、かなり日本の習慣、家の大きさや形などで変わって来るんじゃないかなーと。

 

あとは今、世界的に問題になっている輸送の遅延、これもショールームや各売り場でデコレーションされているエリアとかで、購買欲をそそろうとしているのに在庫がないというのはダメ、そのあたりも考慮しないといけないこと。ショールームは隣の部屋とのトーンや印象を変えること、同じ家具やシリーズを極力使わないようにすること、などなど。

 

このお部屋には誰が住んでいる?何人住んでいる?どういう人?という具体的な設定があってそこから配置やイメージなどが広がっていくとか。

 

今はやはり、ホームオフィスがトレンドでリビングの一角で仕事ができるスペースがあったり。でもデスクを動かすと家族で囲めるようになっていたり、色々工夫があります。そういう背景とか、私たちお客さんが見えてない「思い」みたいなのが色々裏に隠れてるんだなーという感じ。

 

この扉をあけたらここに出るの!?みたいないつも見ている扉の向こう側が見える楽しさ!「ここ出たらきっとあそこだよ!」という私に「どんだけ知ってるの!?」とびっくりする私の友達。

 

また従業員エリアに戻って、いろんな部署の紹介。

 

家具をひたすら組み立てるMontageteamには使いやすそうな腰の高さの作業台(しかも作業台には柔らかい布がついているので家具に傷がつかないようになっている!)、値札や倉庫の場所が書かれたビニールに入れる紙をひたすら作る部署、インテリアデザイン部署(色んなデコグッズなどがありました)。

 

そして私が一番ほほ―――っと思ったのがSchreinerのお部屋。Schreinerって、木工職人さんとでもいうのかな。職人のおじさんがいて、様々な板や木とかがたくさんあって、ホームセンターにあるような木を切る大きな機械もあって、でもIKEAって家具を売るのに何でこのおじさんがいるの?と思ったけれど、いやいやめっちゃ重要。

 

ショールームの壁、窓枠、扉とかディスプレイに必要な備品を作っているそうです。そういう目線で見てみると、販売はしていないけれどディスプレイを作るのには必須な物であることがすごくわかります。その後IKEA店内を歩きましたが、これもあのおじさんが作ったんだな、あっこれも!というのがたくさんありました。欲しいものがあったらこの部屋に来てお願いするんだよ!とのこと。

 

あとはトラックが輸送してきて、最後の倉庫のところに積み上げる作業の事とか(朝の4時からやるらしい)、そういうお話も聞けました。

 

2年ほど前にできた法人販売部、そこでは法人を対象にした販売や相談を受け付けているそう。個数として1番たくさん売るのは「グラス」です!って言ってました。具体的には学校、市、裁判所、幼稚園などなどそういうところに納入したり、あとは事務所の開設とか、ドイツでは大体どの会社にもあるキッチンエリアとかそういうのを請け負っているそう。

 

ほんと―に楽しくて、1時間があっという間。

 

色んなスタッフが話してくれましたがみんな優しくて仕事が好きなんだろうなーってのが伝わってきます。ソファー売り場のおじさんも30年働いているそう。舞台裏ツアー担当のインテリアデザイナーさんも20年以上って言ってました。

 

いやー、これほんと行ってよかった!っていうかまた全く同じツアーでも行きたいぐらい。絶対毎回新たな発見があるはず!

 

家に帰ってから鼻息荒く報告する私に旦那が「そんなに楽しかったんだ・・・」と呆れてました(笑)

 

 

 

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